結婚式の予算や持ち込みの交渉は契約前に、ということはよく言われています。
でも実際は最初の段階で上手く交渉できる人は少ないです。契約前は色々決めることもあって忙しいですからね。
契約をしてしまった後は、もう持ち込みの交渉をすることは出来ないのでしょうか?
契約後の持ち込み交渉の方法をまとめてみました。
INDEX
持ち込み交渉は基本的に本契約前に行う
持ち込み可能かを確認するベストなタイミングは何といっても「契約前」です。
何事も最初が肝心なんですよね。
契約前に持ち込みの確認をすると便宜を図ってもらいやすいのです。
通常は持ち込み不可のものも、契約前であればオッケーをもらえることもあります。
契約前の状態ですと、式場としては「どうしてもうちで結婚式を挙げてもらいたい」と思っているので、交渉を聞き入れてもらいやすいのです。お客さんには契約という強力な切り札がありますから。
だから交渉は契約前にとよく言われるんですね。
逆に言うと契約後の持ち込み交渉は難易度が上がると言えます。
契約という強力な切り札はもう使えません。
でも契約前はまだ結婚式の準備を始めたばかりですし、結婚式の具体的なイメージが掴めていないので、持ち込み交渉は難しいですよね。
そこまで頭が回らなかったり、そもそも持ち込みの存在自体を知らなかったり…
交渉をしないまま契約してしまったらもう持ち込み交渉は出来ないのでしょうか……?
本契約後の交渉って難しいの?契約後に持ち込み交渉する場合の方法
しかし契約前がベストなタイミングとは言え、実際にそこで今後を見据えて持ち込み交渉をできる人は少ないでしょう。
もし契約前のタイミングを逃してしまうと、持ち込みは難しいのでしょうか。
実際のところはそういうわけでもないようです。
しっかり理由を伝えられれば持ち込めることもあります。
持ち込みは節約に効果的なので、出来たら持ち込みをして費用を減らしていきたいものです。
持ち込みをしなければならない理由をきちんと伝える
やはり式場としても、お客さんの満足のいく結婚式を作りたいと考えています。
また途中でキャンセルされたら嫌だな、とも考えています。
なので、契約後に持ち込みの話をしても基本丁寧に対応してくれます。
契約前ほどではありませんが、できる範囲で便宜を図ってくれるんですよ。
そして契約後の持ち込み交渉の時にポイントとなるのは、持ち込みをしなくてはならない理由です。ここをしっかり伝える必要があります。
持ち込みをする理由1/費用が厳しい
節約のために持ち込みをしたいというのも立派な理由です。
結婚式は見積もりよりも費用が上がりやすいので、
気がついたら予算オーバーしていたということもざらにあります。
式場としても、お客さんが予算オーバーをしたために契約をキャンセルするというのは避けたい事態です。
また一からお客さんを探すのは大変ですからね。
キャンセル料をもらったとしても、実際の挙式費用に比べれば小さいものです。
結婚式の費用が予算より高くなってしまい、このままでは結婚式が挙げられそうにない。
費用を節約するためにはどうしても持ち込みが必要だ
ということを話してみましょう。
きっと相談に乗ってくれます。
持ち込みをする理由2/手作りのもの
手作りのものは、持ち込みを許可されるケースが多いです。
花嫁、花婿さんや作ってくれた人の気持ちがこもっているというのが最大の理由でしょう。
花嫁、花婿さんの想いを大事にしたいという気持ちはどこの式場、スタッフも同じだと思います。
もしも私がウェディングプランナーだとして、花嫁さんが手作りドレスを持ってきたとしたら、拒否はできないと思います。
そして持ち込みができるよう最大限便宜を図るようにするでしょう。
●私の場合
私が結婚式を挙げた時も、手作りのものをいくつか持ち込みしました。
配送方法、保管場所、持ち込んだものの管理など式場には色々と便宜を図ってもらいました。もちろん持ち込み料は無料でした。
手作りのものを持ち込みたいという思いを大事にしてくれているんだなとその時感じました。
手作りの持ち込み品の例
●ペーパーアイテム
●映像、ビデオ
●ブーケ、ブートニア
●室内装飾品
●ドレス
●ケーキ(イミテーションやシュガークラフトなど保存がきくもの)
ちなみに手作り品はオッケーですが、既製品を手作りだと偽って持ち込むのはマナー違反かなと思います。
ばれることはないでしょうが、グレーゾーンに近いかもしれません。
結婚式で手作りできるアイテムについてはこちらの記事にもまとめてあります。
手作りをすると楽しいですし、いい思い出になりますよ。
持ち込みをする理由3/知り合いに頼みたい
カメラマン、メイクなどを知り合い
(実際には業者の場合も多い)
にどうしても頼みたいからという理由もあります。
知り合いにどうしてもお願いしたいんだと言われると、式場としても断りにくいようです。
知り合いに頼みたいことの例
●カメラマン
●メイク、ヘアメイク
●司会者
●介添え
●衣装の着付け
この理由を使う人は割と多いです。
式場側も基本的には断りませんが、しっかり対策を立てている場合がほとんどですね。
まず知り合いは、ゲストとみなされるので、飲食費がかかります。
その上で持ち込み料を徴収したり、式場内の写真スタジオや化粧室などの設備が利用できなかったりと制限を課す式場もあります。
持ち込み許可が出たとしても、条件はしっかり確認しましょう。
持ち込み制限のルール例
・持ち込み料
・食べるかどうかにかかわらず飲食費は徴収
・式場のフォトスポット、写真スタジオ、メイクルーム、化粧室などの施設の利用制限
・司会者が事前の打ち合わせに参加出来ず、当日の進捗の共有ができない
・カメラマンが立ち入れる場所を制限する
もちろん全ての式場ではありませんが、例に挙げたルールがあるところもちらほらあります。
こういうよくわからないルールを見ると、
持ち込みをしたい花嫁、花婿 VS 持ち込みをさせたくない式場
の静かな戦いを感じることができますね。
交渉する際の注意点/その式場の運営会社が提供しているものは持ち込みが難しい場合も・・・
結婚式のドレス、引き出物、カメラマンなどは、たいてい式場が提携している会社から提供されますが、
たまにその会社が式場の運営している会社のこともあります。
そして運営会社の場合は持ち込みが厳しいこともあります。
理由は持ち込まれると、その式場の利益に影響するからです。
なので、持ち込み交渉するときは提携会社のものにするのがお勧めです。
この点だけ注意しておくとよいでしょう。
本契約後でも持ち込みの相談をしてみることが大事
持ち込みをすると結婚式費用を大きく節約することができますよね。
結婚式費用が予算オーバーにならないためにも、持ち込みの交渉は大切です。
一番良いタイミングは契約前ですが、契約をした後でもきちんと理由を説明したうえで交渉してみましょう。
意外とプランナーさんが頑張ってくれるかもしれません。
困ってしまったらまずは相談してみるのがオススメです。