結納返しは地域によってもしきたりが違ってきます。
結納返しの相場やタイミング、略式結納の場合の結納返しなど気になる結納のマナー、ルールについてまとめてみました。
しきたりやルールは家や地域によって異なってきます。
事前にお二人やご両親と相談して決めていきましょう。
INDEX
結納返しとは
結納返しとは結納のお礼として女性側から男性側に贈るものです。
関東では結納金の半額程度を送りますが、関西では一般的に結納返しを行いません。
最近では現金ではなく、腕時計などの品物を送るケースも増えています。
また結納返しを省略し、男性側が最初から結納返しの分を差し引いた金額を包む場合もあります。
結納返しのタイミングは結納時
結納返しは結納のタイミングで一緒に行われます。
結納の中で、はじめに男性側から結納品を贈られた後に、結納返しで女性側から男性側に贈られます。
結納返しの品物人気ランキング
結納返しは御袴料として結納金の半額程度を送るのが習わしですが、最近では腕時計やスーツなどの実用品を送るケースも増えています。
結納返しの品物としてどんなものが人気があるのでしょうか。
よく選ばれる結納返しの品を見ていきましょう。
結納返しの品物では腕時計やスーツが人気
ゼクシィ結婚トレンド調査2017によると、先輩花嫁さんで結納返しの品物で人気があったものは1位が腕時計、2位がスーツという結果になりました。
- 腕時計:50パーセント
- スーツ:17パーセント
- 靴:6.7パーセント
- 電化製品:6.7パーセント
- 鞄:6.7パーセント
普段使う実用品が人気がありますね。
特に腕時計やスーツなどは毎日身に付けるものですので、ちょっと良いものを…と選ばれやすいようです。
結納返しの費用の平均は?品物と現金で違う
結納返しを行った人のうち、その費用の平均値をアンケート調査で調べてみました。(参照:ゼクシィ結婚トレンド調査)
結納返しの費用は現金で行うか、品物で行うかによって平均費用が異なってきます。
品物の場合
平均:21.7万円
現金の場合
平均:51.3万円
略式結納の場合の結納返しはどうする?
略式結納とは仲人が両家を往復して結納品を届ける形(正式結納)ではなく、両家が一同に会して結納を行う形式になります。
略式と正式の違いは、仲人が両家を往復するのか、一同に会して行うかの違いになります。
正式結納
仲人夫妻が男性側と女性側を往復して結納品を届ける形式です。
略式結納
両家(+仲人)が一同に会して結納を行う形式です。
略式結納の場合であっても、結納返しのルールは正式結納と同じです。
ただし最近では結納返しを省略し、その分を差し引いた結納金を送るケースや、結納金を省略して早く指輪だけを送るケースもあります。
結納返しはなしでも良いの?
結納返しをするかしないかは地域によってもしきたりが違ってきます。
関東
結納金の半額程度を「御袴料」として送る
関西
結納金の1割程度又は結納返しをしない
地域ではなく家によってルールが違うこともあります。
ただし最終的にはルールよりも、両家がそれで納得して結納に臨めるかどうかが大切になってきます。
お相手からは結納返しがないわ、モヤモヤ…とならないよう結納返しをしない場合も両家に事前に承諾を得ておきましょう。
結納返しをしなかった人の割合
先輩花嫁さんは結納返しを行っているのでしょうか。
しない人の割合は?アンケート調査から割合を見てみましょう。
参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2017
割と多いですね。
結納返しをしない理由も併せてみていきましょう。
結納返しなしの場合の理由は?
結納返しを行わない場合の理由としては、地域の習慣や手順の簡略化があげられます。
関西などの地域の場合は、もともと結納返しをしない慣習になっています。
また関東であっても、関西式に倣ったり、手順を簡単にするために、結納金から結納返し分を差し引いて渡すということも多いようです。
結納返しに関する疑問、質問
結納返しに関する疑問やよくある質問をまとめてみました。
関西や関東など地域によって違うの?
結納は日本の伝統的な婚約のスタイルですが、実は関西や関東など地域によってルールが違います。
特に結納返しを行うかどうかという点では地域に大きな差が出ます。
関東
結納金の半額程度を送る。
最近では腕時計などの実用品を送るケースが増えている。
関西
基本的に結納返しはしない
実際に結婚するときに結納品の1割程度お土産として持っていくケースもある。
このように地域によっても大きく分かれます。
2人の出身地がそれぞれ違う場合は、どちらのスタイルで行うのか話し合いも必要になってきます。
結納返しののしはどう書けば良いの?
結納返しの場合は、「御袴料」と書きます。
また結納の場合は苗字は書きません。
相手の名前は決まっていて、ほかの方からいただくということはありえないからです。
結納返しの目録に書く内容は?
結納返しの目録には、品目と数を記します。
具体的にはこのような感じですね。
結納品や結納に必要な書類は結納セットを購入するとまとめて揃えることができるので便利です。
効率よく準備行いたい方は、こういった結納セットもおすすめですよ。
結納返しは行う人と行わない人が7:3程。行うかどうかや内容は両家で相談して決めよう
結納返しは行う人と行わない人が7:3位です。
地域によってもルールが異なるので違いが出てくる所ですね。
結納返しをするかしないかや、結納返しを現金で行うのか品物で行うのかは事前に話し合って決めておきましょう。